💓【頻脈と徐脈】とは?自律神経との深い関係
🔍 そもそも「頻脈」「徐脈」って?
- 頻脈(tachycardia)
→ 安静時の心拍数が100回/分以上 - 徐脈(bradycardia)
→ 安静時の心拍数が60回/分未満
🧠 自律神経が司る「心拍コントロール」
自律神経には2つの主要な役割を持つ神経があります:
自律神経のタイプ | 働き | 心拍数への影響 |
---|---|---|
交感神経 | 興奮・戦闘モード | 心拍数を上げる |
副交感神経 | リラックス・回復モード | 心拍数を下げる |
📊 データで見る:自律神経と心拍数
- ストレスや緊張 → 交感神経が優位 → 心拍数が 100〜120回/分 に上昇(頻脈)
- 睡眠中やヨガ、瞑想 → 副交感神経が優位 → 心拍数が 50〜60回/分 に低下(徐脈)
- アスリートでは、心臓の効率が高いため、安静時心拍数が40〜50回/分になることも(正常な徐脈)
🚨 異常な頻脈・徐脈のサインは?
状態 | 心拍数 | 注意が必要な症状例 |
---|---|---|
頻脈(異常) | 120回/分以上 | 動悸、めまい、不安、息切れ |
徐脈(異常) | 40回/分以下 | 倦怠感、失神、息苦しさ |
💡 セルフケアで整える!あなたの「心拍バランス」
🌿 キーワードは「自律神経をととのえる」!
✅ ストレスOFFで頻脈予防
- ✨深呼吸:4秒吸って→6秒吐く
- 🌙睡眠:7〜8時間の質の良い睡眠が副交感神経を活性化
- 📴スマホ断ち:寝る1時間前はブルーライトNG
✅ 動いてON!で徐脈を防ぐ
- 🏃♂️適度な運動:ウォーキング20分×週3回で交感神経の活性化
- ☀朝日で日光浴:朝日の紫外線を浴び、交換神経を刺激して脈伯上昇
🔍 塩分と心拍はどう関係するの?
塩分(ナトリウム)は、体内の水分バランスや血圧、神経伝達に関わっています。
そのため、塩分を過剰に制限しすぎると、体内の電解質バランスが崩れ、心拍調節が乱れることがあります。
📉 数値で見る:塩分制限と心拍数の変化
条件 | 心拍数への影響 | データ例 |
---|---|---|
塩分摂取量が極端に少ない(3g/日以下) | 心拍数が低下(徐脈傾向) | 研究:Na制限食で心拍が50回/分未満に低下する例あり(※1) |
適度な塩分制限(6g/日前後) | 心拍数は安定(正常域) | WHO推奨値:5g/日未満(※2) |
極端な減塩+利尿薬など併用 | 電解質低下 → 不整脈・徐脈リスク | 高齢者・持病のある人は特に注意 |
⚠️ なぜ徐脈が起きるの?
塩分を過度に制限すると、ナトリウムやカリウムが不足し、次のような症状が出ることがあります:
- 脈が遅くなる(40~50回/分以下)
- めまい・失神
- 筋力低下、倦怠感
特に高血圧の治療中の方や、利尿剤を使っている人は、塩分制限と薬の作用が重なることで、電解質異常による**「病的徐脈」**のリスクが高まります。
🗣️ まとめ!
💬「減塩は“ほどほど”が合言葉!足りない塩は、心臓のエネルギーまで絞ってしまう!」
「体にいいから!」と塩分を控えすぎていませんか?
過ぎたるは及ばざるがごとし。減塩は大切ですが、1日5~6gを目安に、極端な制限はしないことが心臓のリズムを守るコツです。
🌱 セルフケアのポイント!
- 🧂減塩するなら「だし・香辛料」で満足感UP
- 💧水分・ミネラル補給を意識(特に夏)
- 💊降圧薬・利尿剤を服用中の方は医師に相談を!
※参考データ:
- (※1)JAMA Internal Medicine(2014)「Sodium Intake and Cardiovascular Events」
- (※2)WHO「Guideline: Sodium intake for adults and children」
✅【チェックしてみよう】
「減塩しすぎてない?」あなたのカラダからのサイン
症状カテゴリ | 主な症状 | あてはまる人は? |
---|---|---|
🧠 神経・脳のサイン | ・めまい・ふらつき ・集中力低下 ・立ちくらみ | 徐脈や低血圧で脳への血流が不足気味 |
💓 心臓・循環のサイン | ・脈が遅い(50回/分以下) ・疲れやすい ・階段で息切れ | 塩分不足+交感神経低下で心拍が落ちる |
🧂 電解質バランスのサイン | ・筋肉のけいれん・脱力感 ・吐き気・だるさ ・手足のしびれ | ナトリウム・カリウム不足の可能性あり |
⚠️ 3つ以上当てはまる方は…
→ 「減塩しすぎ」が体調不良の原因かも!
→ 特に高齢者・降圧薬(利尿剤)使用中の方は注意!
きづき接骨院の自律神経調整の施術例
・70代女性
ご来院のきっかけは首コリ・肩こりがひどいとのことでご相談いただきました。
・まずはカウンセリング
カウンセリングにて詳しくお話しをお伺いすると、たびたび仕事中に動悸がして脈が速くなり、1時間ほど休まないと、怖くて仕事が手につかない。首コリ肩こりと、一日中耳鳴りが鳴っているとのことです。
・心臓の働きチェック
次に、心臓の働きを確認するために深呼吸をしてもらうと呼吸が浅く息が入りずらいことが確認できました。
・井穴刺絡理論に基づいた自律神経調整
カウンセリングと呼吸の状態から交感神経の異常興奮により頻脈が起きるのではないかと考えて、手と足の指先にあるツボに刺激を与えて交感神経を抑制してみます。
その後再度呼吸をチェックすると息が入りやすくなったとのことです。
施術時は頻脈は起きていなかったので、帰ってから頻脈が起きた時の対処法をお伝えして終了です。
後日、再来院いただいた際にお話しをお伺いしますと、仕事中に頻脈が起きたそうですが、お伝えしていた対処法をやってみたところ、いつもは1時間程度ゆっくりしていないと治まらなかったのが、すぐに治まって助かったとのことです。
首コリ、肩こりがひどいという方の中には、その症状の陰に自律神経のバランス不調が隠れているかもしれません。
体がダルイや原因のよく分からない体の不調でお悩みの方は一度きづき接骨院へお越し下さい。