呼吸が浅くなる原因とその弊害
1. 呼吸が浅くなる主な原因
呼吸が浅くなる要因はいくつかありますが、主に以下のようなものが挙げられます。
(1) ストレス・自律神経の乱れ
- 精神的なストレスがかかると交感神経が優位になり、呼吸が速く浅くなる。
- 長期的なストレス状態では、慢性的な浅い呼吸が続く。
(2) 姿勢の悪化(猫背・前かがみ)
- デスクワークやスマホの長時間使用により猫背になると、横隔膜の動きが制限される。
- 正常時に比べ肺活量が約10~15%減少するという研究結果もある。
(3) 運動不足
- 運動をしないと呼吸筋(横隔膜や肋間筋など)が衰え、自然と浅い呼吸になりがち。
- 運動不足の人は、アスリートに比べ最大酸素摂取量(VO2max)が20~30%低いとされる。
(4) 過呼吸・慢性過換気症候群
- 浅い呼吸を繰り返すことで、必要以上に二酸化炭素(CO₂)を排出しすぎ、脳が酸素不足と錯覚する。
- 血液中のCO₂濃度が低くなると血管が収縮し、脳や筋肉への酸素供給が低下する。
2. 浅い呼吸がもたらす健康への弊害
呼吸が浅いと、体にさまざまな悪影響を及ぼします。
(1) 酸素不足による脳機能の低下
- **脳の酸素消費量は全体の約20%**を占めるため、酸素が不足すると集中力や判断力が低下。
- 酸素摂取量が低い人は、十分な酸素を取り入れている人と比べて認知機能が約15~20%低下するという研究もある。
(2) 自律神経の乱れによる疲労感・不眠
- 呼吸が浅いと副交感神経の働きが弱まり、リラックスしにくくなる。
- 睡眠時無呼吸症候群の人は、通常の人よりも深い睡眠の時間が30~50%短いとされる。
(3) 血行不良による冷え・むくみ
- 呼吸が浅いと血液の循環が悪くなり、手足の冷えやむくみの原因になる。
- 血流が悪い人は、温かい環境でも末端の皮膚温度が2~3℃低いと報告されている。
(4) 自律神経の乱れによる免疫力低下
- 深い呼吸ができないと副交感神経が優位になりにくく、免疫細胞の働きが低下する。
- 免疫力が低い人は、風邪をひきやすく、感染症リスクが通常の1.5~2倍になるというデータもある。
呼吸を深くするメリット
1. 酸素供給の向上
- 深い呼吸により、肺活量が増え、酸素供給が向上。
- 酸素摂取量が増えると代謝が約10~15%向上する。
2. ストレス軽減・自律神経の調整
- 深い呼吸をすることで、副交感神経が活性化し、リラックスしやすくなる。
- 1回の深呼吸で、心拍数が5~10%低下し、血圧も安定する。
3. 血行改善・冷え性の改善
- 深い呼吸で血流が良くなり、手足の冷えが解消される。
- 血流が良くなることで、体温が平均0.5~1.0℃上昇することもある。
4. 免疫力向上
- 呼吸が深くなるとリンパの流れが良くなり、免疫細胞の働きが活発になる。
- 免疫機能が向上し、風邪をひきにくくなる。
呼吸を深くするセルフケア方法
1. 腹式呼吸(横隔膜を使う呼吸)
やり方
- 鼻からゆっくり息を吸い、お腹を膨らませる(約4秒)。
- 口から細く長く息を吐く(約6秒)。
- 1日5分、リラックスできる場所で行う。
効果
- 交感神経を抑え、副交感神経を優位にする。
- 血中の酸素濃度を約5~10%向上させる。
2. 呼吸ストレッチ
やり方
- 両腕を上に伸ばし、背筋をまっすぐにする。
- 鼻から息を吸いながら、腕を横に広げる。
- 口から息を吐きながら、腕を元に戻す。
効果
- 肺の拡張を促し、肺活量を増やす。
- 姿勢を整え、横隔膜の動きを改善。
3. マインドフルネス瞑想
やり方
- 背筋を伸ばし、目を閉じる。
- 呼吸に意識を向け、ゆっくりと深呼吸する。
- 5~10分間続ける。
効果
- ストレスホルモン(コルチゾール)を減少させる。
- 心拍数を約10%低下させる。
まとめ
呼吸が浅くなると
✅ 酸素不足による集中力低下
✅ ストレス増加・自律神経の乱れ
✅ 血行不良・冷え性の悪化
✅ 免疫力低下
呼吸を深くすると
✅ 酸素摂取量が増え、代謝UP
✅ 自律神経が整い、ストレス軽減
✅ 血流が良くなり、冷えやむくみ改善
✅ 免疫力向上で病気にかかりにくくなる
おすすめのセルフケア
✅ 腹式呼吸で副交感神経を優位に
✅ 呼吸ストレッチで肺活量UP
✅ マインドフルネス瞑想でストレス軽減
日常の中で意識的に深い呼吸を取り入れ、心身の健康を維持しましょう!
きづき接骨院で浅い呼吸を解消!
1,まずは自律神経調整!
浅い呼吸の方の多くは、ストレスや不安や疲労により交感神経が異常に興奮して深い呼吸ができないケースが多々見受けられます。
自分では普通に呼吸ができていると思っていても、当院で簡単なテストをしてみると、大半の方が呼吸が浅くなってしまっています。
きづき接骨院ではまず、指先のツボの井穴を使って交感神経を抑え、呼吸が入りやすく調整していきます。
2,背骨や鎖骨や肋骨など胸郭の可動力を最大化!
胸郭(きょうかく)とは?
胸郭とは、胸部(胸の部分)を取り囲む骨格のことです。肋骨(ろっこつ)、胸骨(きょうこつ)、胸椎(きょうつい)で構成され、心臓や肺などの重要な臓器を守る役割を持ちます。
胸郭の構造
胸郭は、以下の3つの骨からできています。
1. 肋骨(ろっこつ)
- 背骨(胸椎)から前方に向かって広がる弓状の骨。
- **左右12対(合計24本)**あり、上から順に番号がついている。
- 7対は胸骨と直接つながる「真肋(しんろく)」、5対は軟骨でつながる「仮肋(かろく)」、最下部の2対はつながらない「浮遊肋(ふゆうろく)」と呼ばれる。
2. 胸骨(きょうこつ)
- 胸の中央にある平らな骨。
- 鎖骨と肋骨の一部がここに接続し、胸郭の前面を支えている。
3. 胸椎(きょうつい)
- 背骨(脊椎)の一部で、胸の部分にある12個の骨。
- 各胸椎に肋骨がつながり、胸郭を形成する。
胸郭の役割
1. 内臓(心臓・肺)を守る
- 胸郭は、心臓や肺を外部の衝撃から保護する「盾」のような役割を果たす。
- 強い打撃を受けると肋骨が折れることもあるが、そのおかげで臓器へのダメージを軽減できる。
2. 呼吸を助ける
- 呼吸をするときに、肋骨と胸郭が広がったり縮んだりすることで肺の動きをサポート。
- 息を吸うとき → 胸郭が広がる(外肋間筋が働く)
- 息を吐くとき → 胸郭が縮む(内肋間筋が働く)
3. 姿勢を支える
- 胸郭は上半身の骨格を安定させ、正しい姿勢を維持するのに重要。
- 胸郭が硬くなると猫背になりやすく、呼吸が浅くなる原因にもなる。
胸郭の柔軟性が大事な理由
✅ 胸郭が硬いと…
- 呼吸が浅くなり、酸素の供給が減少
- 肩や首がこりやすくなる
- 猫背になりやすく、腰痛や肩こりの原因になる
✅ 胸郭が柔らかいと…
- 深い呼吸ができるようになり、リラックス効果
- 姿勢が良くなり、疲れにくい体になる
- 血流が改善し、代謝が上がる
このように、胸郭の柔軟性は深い呼吸には絶対必要なため、胸郭モビライゼーションというテクニックを用いて胸郭の柔軟性を確保していきます。
※埋め込み式のペースメーカーなど胸郭周辺に医療機器などを使用されている場合は胸郭モビライゼーションができません。しかし、自律神経調整は可能ですので、該当される方はご予約時にご相談下さい。
3,吸い玉カッピング療法で全身の血液循環を促進し、酸素を体の隅々まで供給!
吸い玉カッピング療法は皮膚表面をガラスのカップで吸引することにより血管を広げて血液の循環を促します。同時に筋肉のほぐし効果も得られるため、胸郭周辺の血管と筋肉を同時に緩めていき、深い呼吸の手助けをします。
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