五十肩とは
五十肩や四十肩と、世間で一般的に呼ばれている症状は肩の周辺の筋肉や靭帯や関節を包んでいる膜組織などが炎症を起こしている状態を言います。発症する割合が40代や50代で多いことからこのような呼び名が付いたと思われます。
発症したら早めにケアを行い、きっちり治しておくことがとても重要です。ほったらかしにしていても多少症状が和らぐので、そのままダラダラ不調を抱えたまま、70代、80代と歳を重ねてしまい、徐々に痛みがまた強くなっていって、肩が上がらなくなっている高齢者もよく拝見します。
原因
まず、原因の第一は背中が丸く(猫背)なることから始まります。ちょうど背中が丸くなり出すのが、40代や50代に多いのでしょう。背中が丸くなり出すと、肩関節が内巻きに変形し、そのことにより血管や神経の圧迫や、肩甲骨や鎖骨や上腕骨との運動連鎖にも不調和が発生します。その結果肩関節の周辺組織で炎症が起き痛みやしびれ、可動域の制限(肩が上がらない)などの症状が発生します。
きづき接骨院での解決のポイントと施術のながれ
まず、肩をどのように動かすと、どこに痛みが出るのかを検査で一つ一つ確認していきます。そしてその検査結果を基にして、問題のある神経や筋肉や関節にたいして神経のストレッチや指先のツボを使って神経のコントロールを行います。さらに、問題のある筋肉や関節に対しては整体を行っていき、肩関節の周辺組織に癒着がある場合には吸い玉・カッピングなどを使い癒着を剥がし、血流の促進も行います。
きづき接骨院からお伝えしたいセルフケア
まず、症状の出始めで、熱感のあるような痛みがあり、何かの動作の拍子、例えば熱いものを触って手を引っ込める動作などをしたときに肩関節に激痛が走りうずくまってしまうようなときには、ビニール袋に氷を入れて15分ほど冷やして下さい。
症状が2ヶ月以上続き、痛みが慢性化した時はまず、肩甲骨をしっかり動かす体操を毎日行います。ネット上で、「五十肩体操」や「肩甲骨周囲炎体操」などと検索していただければたくさん出てきます。どれをやってもある程度の効果はあると思います。ただ、やったら効果があるのは分かっているけど、日常生活の時間に終われてやるのを忘れてしまうや、最初はやっていたけど面倒くさくなってやるのをやめてしまった、などはこれまでよく患者様からお聞きしてきました。そこで、きづき接骨院で施術を受けて下さった方には、施術と組み合わせることで相乗効果の出る、いつでもどこでも誰でもできる1分でできる猫背解消の体操をお伝えするようにしています。