変形性膝関節症とは
変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)は、膝関節の軟骨がすり減ったり、変性したりすることで、関節の形状や機能に変化が生じる疾患です。特に中高年の方に多く見られ、加齢や体重増加、関節にかかる負荷の蓄積などが主な原因とされています。また、けがや膝の使いすぎも発症のリスクを高めます。
この病気では、膝の痛みや腫れ、動かしにくさ、歩行時の違和感などが主な症状です。進行すると、関節の変形が顕著になり、日常生活に支障をきたす場合もあります。
早期発見・治療が重要で、病院では症状の程度に応じて、運動療法、薬物療法、装具の使用、または外科的治療(人工関節置換術など)が選択されます。
軟骨がすり減る原因
膝の軟骨がすり減る原因は以下のように分類されます。
1. 加齢(老化)
- 関節軟骨は年齢とともに弾力性や修復能力を失います。これは最も一般的な原因で、中高年以降に多く見られます。
2. 関節の過剰使用
- 長期間にわたる膝関節への負担(立ち仕事、運動など)が、軟骨の摩耗を促進します。
3. 体重増加(肥満)
- 体重が増えると膝関節への負担が大きくなり、軟骨の劣化を早めます。
4. 怪我や外傷
- 膝のケガ(靱帯損傷、半月板損傷、骨折など)は関節の正常な動きを妨げ、変形性膝関節症のリスクを高めます。
5. 関節の構造的要因
- 膝の形状や骨の配列異常(O脚やX脚)は、関節に不均等な圧力をかけ、軟骨の劣化を促します。
6. 遺伝的要因
- 家族歴がある場合、遺伝的要因が関与している可能性があります。
7. 女性ホルモンの変化
- 閉経後の女性は、エストロゲンの減少により関節の健康が悪化しやすい傾向があります。
8. その他の要因
- 筋力の低下: 膝を支える筋肉(特に大腿四頭筋)の弱化。
- 炎症性疾患: 関節リウマチなど、他の関節疾患がある場合もリスクが高くなります。
きづき接骨院での解決のポイントと施術のながれ
まずは、その膝の痛みや動かしにくさの原因が本当に軟骨のすり減りだけの原因なのかを検査で確認していきます。
★ここがポイント
といいますのも変形性膝関節症の場合、もちろん軟骨はすり減っているのですが、膝関節が変形することにより大腿骨や脛骨や骨盤、さらには足の甲や指の骨の位置関係(アライメント)がくずれて筋肉やじん帯など(軟部組織)に負担がかかり痛みの原因となっているケースもかなり多いからです。
ですから、変形性膝関節症の痛みは、軟骨がすり減って膝関節の痛んだ骨から感じるい痛みのほかに、膝関節に連動している筋肉やじん帯などのつながりのある組織のストレスを痛みとして感じるなど、ご自身が感じる膝の痛みの中には、いくつかの原因別の痛みが複合的に絡まったヒモのように混在しています。
痛みが強い場合は筋肉や血管が収縮し血液循環が悪くなりより痛みを感じやすくなりますので、吸い玉・カッピングで血流を促進することはとても重要です。
また指先のツボの井穴(せいけつ)をつかって神経にアプローチし痛みをコントロールすることも重要です。
さらに大腿骨、脛骨、腓骨、骨盤などの骨の位置関係のズレや、大腿四頭筋、ハムストリングスを含む膝関節の周囲の筋肉の痛みのポイントを見極め、そこにピンポイントで整体施術を行っていくことも複合的な痛みを解消していくには重要です。
きずき接骨院では吸い玉、神経アプローチ、整体を組み合わせることで、絡まったヒモのような複雑な膝の痛みに対して施術を行っていきます。
きづき接骨院からお伝えしたい、誰でもすぐにできるセルフケア5選
1.痛みと熱感がある場合にはアイシングが有効!
例えば、旅行や買い物などでたくさん歩いた翌日に痛みと熱感がある場合はアイシングが有効です。
アイシングバッグ(氷のう)がおウチにある場合は、その中に氷と少しの水を入れて痛みのある患部を15分~20分程度冷やしてください。保冷剤などで冷やした場合には冷えすぎて皮膚にダメージを与える場合があります。氷が一番効率よくて安全に冷やせます。アイシングバッグをお持ちでない場合はビニール袋でも問題なく代用できます。この場合はビニール袋に穴が開くと水漏れしますのでビニール袋を2重か3重にして実施するのがコツです
2.ストレッチエクササイズ
太ももの裏(ハムストリング)のストレッチ
- 方法
- 椅子に浅く腰掛ける。
- 片脚を前に伸ばし、かかとを床につける。
- 背筋を伸ばしたまま、腰を前に倒し、太ももの裏が伸びるのを感じる。
- 15~30秒間キープし、反対側も行う。
- 目的
太ももの裏の柔軟性を高め、膝への負担を軽減します。
ふくらはぎのストレッチ
- 方法
- 壁に手をつき、片脚を後ろに伸ばす。
- 後ろ脚のかかとを床につけたまま、前脚を曲げて体重をかける。
- ふくらはぎが伸びるのを感じる。
- 15~30秒間キープし、反対側も行う。
- 目的
ふくらはぎの柔軟性を高め、歩行時の負担を軽減します。
3.筋力トレーニング
クアッドセッツ(大腿四頭筋の強化)
- 方法
- 床やベッドに仰向けに寝る。
- 膝の下に小さなタオルやクッションを置く。
- 膝を伸ばし、大腿前面の筋肉をぎゅっと締める。
- 5秒間キープし、力を抜く。
- 10回を1セット、1日3セットを目安に行う。
- 目的
大腿四頭筋を強化し、膝関節の安定性を向上させます。
サイドレッグリフト
- 方法
- 横向きに寝て、下の脚を軽く曲げる。
- 上の脚をまっすぐに伸ばし、ゆっくりと持ち上げる。
- ゆっくりと下ろす。
- 10回を1セット、反対側も行う。
- 目的
股関節周りの筋肉を強化し、膝への負担を軽減します。
4.バランスエクササイズ
片脚立ち
- 方法
- 椅子や壁に手を添えてバランスを取りながら、片脚を少し浮かせる。
- 姿勢を保ちながら10~15秒間キープ。
- 両脚で交互に行う。
- 目的
バランス感覚を鍛え、転倒リスクを減らします。
5.有酸素運動
ウォーキング(平坦な道で)
- 方法
- 膝に痛みが出ない程度に、無理のない速度で歩く。
- 最初は5~10分、徐々に時間を延ばす。
- 目的
血流を改善し、関節液の循環を促進します。
水中ウォーキング
- 方法
- 浅いプールで、膝を曲げたり伸ばしたりしながら歩く。
- 無理のない範囲で5~15分間。
- 目的
水中では体重負荷が軽減されるため、膝への負担が少ない状態で運動できます。
治療院も頼ってください
いかがでしたか。セルフケアやってみて、それでも、ご自身の力でもよくならないときは、すぐ、クリニックか、ケアの専門家の手を借りてください。
きづき接骨院でも、腰の悩みを解消するケアのお手伝いさせていただいてます。
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