営業時間:10時~12時/15時~20時 定休日:火・木

ブログ

その腰痛、肝臓の疲弊かも?肝臓をダメにしないためのセルフケア!

腰痛は一般的に筋肉や骨、関節の問題に関連することが多いですが、内臓疾患、特に肝臓の問題が隠れている場合もあります。年末年始はごちそうにアルコールにと、肝臓にとっては過酷な季節です。腰痛と肝臓疾患の関係について詳しく解説します。

肝臓の役割と疾患の特徴

・肝臓の役割
肝臓は体内の解毒、栄養の代謝、血液凝固因子の生成など、重要な働きをしています。肝臓自体には痛覚神経がほとんどないため、疾患が進行するまで自覚症状が現れにくいのが特徴です。

・肝臓疾患の例
1.肝炎(急性・慢性、ウイルス性など)
2.肝硬変
3.脂肪肝(非アルコール性、アルコール性)
4.肝癌

腰痛と肝臓疾患の関連

肝臓疾患が腰痛を引き起こすことはありますが、直接的というよりは、間接的な影響によることが多いです。

① 放散痛(関連痛)
肝臓疾患では、肝臓周囲の組織や近くの神経が影響を受けることで、右肩や背中、さらには腰部に痛みを感じることがあります。この痛みは肝臓自体ではなく、以下の原因によるものです:

・肝臓の腫大により、周囲の膜(グリソン鞘)が圧迫される。
・胆嚢や胆管に問題が生じる(胆石症、胆管炎など)。

② 浮腫や体液貯留
肝硬変や重篤な肝疾患では、腹水(お腹に液体がたまる状態)が生じます。これにより体幹に負担がかかり、腰痛が起きることがあります。

③ 骨密度の低下
慢性肝疾患では、ビタミンD代謝の障害により骨密度が低下しやすくなり、腰椎などに負担がかかって腰痛を引き起こす可能性があります。

④ 筋肉の疲労や全身倦怠感
肝臓機能が低下すると全身の代謝やエネルギー供給に影響が出るため、腰や背中の筋肉に負担がかかりやすくなります。

注意すべき症状

肝臓疾患が原因で腰痛を伴う場合、以下のような症状が同時に現れることがあります。以下の症状が併発している場合は医療機関で詳しく検査する必要があります。

・全身の倦怠感や疲労感
・黄疸(皮膚や目が黄色くなる)
・尿の濃色化(茶色っぽい尿)
・腹部膨満感(特に右上腹部)
・食欲不振
・かゆみ(肝疾患に伴う胆汁うっ滞が原因)

きづき接骨院での施術のポイント!

(1)腰痛が肝臓由来かどうかの見極め
腰痛が肝臓疾患に関連している場合は、単なる筋骨格系の痛みとは異なる特徴があります。

・運動や姿勢に関係なく痛む
筋肉や関節が原因の腰痛は、動きや姿勢で痛みが変化することが多いですが、肝臓由来の場合は一定の痛みが続くことがあります。

・右上腹部や肩に痛みが放散する

・生活習慣や既往歴
アルコールの摂取過多や肝炎の既往がある場合、肝臓疾患が原因の可能性を考えるべきです。

これらの特徴をヒアリングや徒手検査にて肝臓由来の腰痛かどうかを調べます。

(2)肝臓の交感神経異常興奮を抑制する
腰痛が肝臓の疲弊が原因だった場合は肝臓に対してアプローチする必要があります。
肝臓が疲弊している場合肝臓の働きを調整している自律神経は交感神経が異常興奮状態にあります。
ですから、きづき接骨院では自律神経調整テクニックを使って、肝臓の交感神経を調整していきます。

(3)硬くなった腹筋などの筋肉をほぐす
肝臓が疲弊している場合腹筋や腰回りの筋肉が緊張状態になり、触診してみると硬くなっているケースが多く見受けられます。
硬くなっている筋肉や組織に対し吸い玉・カッピングや整体テクニックを使って一つ一つ緩めていきます。

肝臓をダメにしないためのセルフケア

(1)肝臓(右上腹部)を押してみる

図を参考に右の乳首をまっすぐ下に降りて肋骨と交わった箇所の肋骨の下側のお腹を指で押してみましょう!

このとき、押した箇所に痛みがでたり、腫れている感じがしたり、腰の方に痛みが出る場合は肝臓の疲弊が考えられます。足の図を参考に右足のF2をマッサージしたり爪楊枝で100回程度ツンツン刺激を与えて肝臓の交感神経の異常興奮を抑えましょう。


(2)お酒をやめる
アルコールが原因の肝炎や肝臓の腫れは右上腹部を押さえても痛みが無い人がいます。こういった方はもともと肝臓が生まれつき強いのですが、逆に肝臓が腫れて痛みが出だしたときはなかなか復活できません。

(3)肝臓に悪い食品をやめて、肝臓によいものを食べる

・肝臓に悪い食べ物
 1.お酒

 2.高脂肪・高糖分の食品(揚げ物、スナック菓子、加工食品など)

 3.塩分の多い食品(インスタント食品など)

 4.乳製品

・肝臓によい食べ物
 1.黒酢:古来より酸っぱいものは肝臓によいとされてきました。肝臓の交感神経を抑えます)

 2.タンパク質:肝細胞の再生を助ける(魚、豆類など)。
  ※黒酢にはタンパク質のもとであるアミノ酸が天然の状態で入っています。

 3.ビタミン豊富な食品:ビタミンA(緑黄色野菜)、ビタミンE(ナッツ類、オリーブオイル)など。

 4.食物繊維:腸内環境を整える(野菜、果物、玄米)。

 5.抗酸化物質を含む食品:緑茶、ブルーベリー、ターメリック

いかがでしたか?セルフケアやってみて。
年末年始はとにかく肝臓を疲れさせる食べ物に誘惑されますので、くれぐれも飲みすぎ・食べ過ぎにはご注意下さい。

セルフケアをやってみても、それでもまだ腰痛がおさまらないときはきづき接骨院を頼って下さい。

きづき接骨院でも、腰痛の悩みを解消するお手伝いさせていただいてます。

ご予約は、下記オンライン予約ページにとぶバナーからどうぞ。ご予約画面ではご利用メニューを選択してください。

あるいは、直接、一番お勧めのメニュー「根本ケア」予約へ飛ぶコチラからどうぞ。

根本ケア」って何はコチラからご覧いただけます。

追伸
先週、ちかくの公園で紅葉を見てきました。ギリギリセーフでとっても鮮やかでした。
ここ数年、秋になってもずっと暖かくて、紅葉の季節がどんどん短くなってきているのを実感します。
未来でもきれいな紅葉が見れるのか不安になります。