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5月病と自律神経の関連について徹底解説!

🔹 1.  5月病とは何か?

「5月病」は正式な医学用語ではありませんが、新生活への適応ストレスによって、以下のような症状が出る状態を指します。

  • 倦怠感
  • 無気力
  • 食欲不振
  • 睡眠障害
  • 抑うつ気分

これらは、自律神経の乱れ、特に副交感神経の**過剰な優位状態(=異常興奮)**に関係しています。


🔹 2.  自律神経と副交感神経の役割

自律神経系の2つのモード作用活性化のタイミング
交感神経(活動モード)緊張・心拍数増加・血圧上昇日中・ストレス下
副交感神経(休息モード)リラックス・消化促進・心拍数低下夜間・安心状態

5月病では、適応ストレス→交感神経過緊張 → その反動で副交感神経の異常興奮が起こりやすいです。


🔹 3.  気温・気圧の変化と自律神経の乱れ

◎ 気温の変化

4〜5月は、以下のように寒暖差が激しいのが特徴です。

  • 2023年東京都心の平均気温(気象庁)
    • 4月:14.4°C(最高24.6°C、最低5.9°C)
    • 5月:19.6°C(最高30.0°C、最低11.8°C)

🔽 寒暖差による影響:

  • 体温調節に自律神経が酷使される
  • 夜間副交感神経が過剰に働き、朝起きられない(副交感神経優位)
  • 慢性的な疲労感につながる

◎ 気圧の変化

4~5月は低気圧と高気圧が交互に通過します。以下のような影響が報告されています。

  • 気圧低下時に副交感神経が優位になり、眠気・倦怠感が強くなる(国立精神・神経医療研究センター)
  • 気圧が1hPa下がると、頭痛リスクが約10%上昇(日本頭痛学会の調査)

🔽 結果:

  • 雨天や曇天で心身が重く感じる
  • 副交感神経が異常に優位なままになり、やる気が出ない

🔹 4.  生活環境の変化との関係

◎ 新生活のストレス

  • 入学・入社・人間関係の変化 → 慣れない環境
  • 4月に交感神経が過剰に働く → 5月に「反動」で副交感神経が過活動(いわばリバウンド)

◎ 睡眠リズムの乱れ

  • 朝起きられない・夜眠れない → 副交感神経優位が日中まで続く
  • 体内時計(サーカディアンリズム)も乱れ、メラトニン分泌も不安定に

🔹 5.  データで見る「自律神経の乱れ」の兆候

◎ 自律神経バランスの数値化(心拍変動解析)

  • 交感神経:LF(Low Frequency)
  • 副交感神経:HF(High Frequency)
  • LF/HF比が1未満の場合 → 副交感神経優位
  • 5月病傾向のある人は、朝起床時のLF/HF比が 0.5以下 という報告も(筑波大学の研究)

🔹 まとめ:5月病と副交感神経の関係を整理

要因自律神経への影響結果
寒暖差交感神経過剰→反動で副交感神経異常優位だるさ・意欲低下
気圧変動副交感神経優位が持続頭痛・眠気
新生活ストレス初期:交感神経過剰 → 5月:副交感神経過剰無気力・抑うつ
睡眠リズムの乱れ日中も副交感神経優位眠気・集中力低下

🔹 対策の一例(補足)

  • 起床後に朝日を浴びる:体内時計のリセット&交感神経の活性化
  • 軽い運動(10〜20分のウォーキング):交感神経を程よく刺激
  • 日中の昼寝を避ける:夜間の副交感神経優位を正常化
  • 規則正しい生活と食事:自律神経のバランスを整える

それでも不調が続くときは、きづき接骨院で自律神経調整しましょう!

運動や生活習慣の見直しをしてみてもいまいち体のだるさや気分の波が安定しない人は、きづき接骨院の自律神経調整を受けて下さい。

副交感神経の以上興奮といっても、その度合いや交感神経とのバランスは人により千差万別。あなたの自律神経がどのようなバランスにあるのかをしっかりお調べするところから、施術を始めていきます。
井穴刺絡学理論に基づいた施術により、あなたの自律神経を瞬時に的確な状態に調整いたします。