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膝痛を悪化させない歩き方とストレッチ|間違った歩き方が関節を傷める原因とは?

🦵 膝痛に悩む人は年々増加中!その原因の8割が「歩き方」にある?

日本整形外科学会のデータによると、
日本人の約2,800万人が膝の痛みを抱えているといわれています。
その中でも、65歳以上の女性の約60%が変形性膝関節症の予備軍という報告があります(厚生労働省・国民生活基礎調査より)。

しかし驚くべきことに、膝関節の構造的な異常だけでなく、
**普段の「歩き方のクセ」や「筋肉バランスの崩れ」**が膝痛の主原因となっているケースが多いのです。


🚶‍♀️ 間違った歩き方が膝を壊す3つの原因

① 内股・外股歩行による膝のねじれ

膝関節は“曲げ伸ばし”が主な動き。
しかし、歩行時に**内股(X脚傾向)外股(O脚傾向)**になると、
膝の軸にねじれストレスが加わり、関節軟骨や半月板に負担が集中します。

➡️ 特にO脚の人は内側関節の圧力が約1.5倍に増加(東京大学整形外科研究より)。


② 歩幅が狭く、膝が前に出る歩き方

「膝を伸ばす筋肉(大腿四頭筋)」が弱い人に多い歩き方。
歩幅が狭くなることで重心が後ろに残り、膝を過剰に使って体を前に出そうとします。
結果、膝前面(膝蓋骨周囲)の痛みを引き起こします。

➡️ 研究によると、歩幅が10%狭くなると膝蓋大腿関節への圧力は約20%増加(Journal of Orthopaedic Research, 2018)。


③ 筋力の低下と片脚バランスの乱れ

加齢とともに**大腿四頭筋や中殿筋(骨盤の横の筋肉)**が衰えると、
歩行時に体が左右にぶれて膝に「横からの力(外反・内反)」がかかります。

➡️ 大腿四頭筋が10%低下すると、膝関節の負担は約15%増加するとも報告されています(日本整形外科学会誌 2021)。


🧠 正しい歩き方のポイント5選

  1. 背筋を伸ばし、視線はやや前方に
     → 猫背姿勢は膝への荷重を増やす。
  2. かかとから着地し、つま先で押し出す
     → 自然な重心移動で関節の衝撃を分散。
  3. 膝を伸ばし切らず、軽く曲げて歩く
     → 軟骨への“ガツン”とした衝撃を和らげる。
  4. 骨盤から脚を動かす意識
     → 膝関節だけで歩くと疲労が集中。
  5. 左右の歩幅・リズムを均等に
     → 片脚だけに負担が偏るのを防ぐ。

👣 目安:1日6,000〜8,000歩・歩行時間約40分が関節の健康維持に最適(東京都健康長寿医療センター研究所)。


🧘‍♀️ 膝を守る簡単ストレッチ&筋トレ3選

① 太ももの前側ストレッチ(大腿四頭筋)

方法

  1. 立った状態で片足を後ろに引き、足首をつかむ。
  2. 太ももの前が伸びるまで軽く引く。
  3. 20〜30秒キープ × 各脚2セット。

➡️ 前ももの緊張を取ると、膝蓋骨の動きがスムーズに。


② 太ももの内側トレ(内転筋スクイーズ)

方法

  1. 椅子に座り、膝の間にタオルをはさむ。
  2. 膝でタオルを5秒押しつぶす → ゆるめる。
  3. 10回×2セット。

➡️ 内転筋を鍛えることで、O脚傾向による内側荷重を改善。


③ お尻の筋肉トレ(中殿筋リフト)

方法

  1. 横向きに寝て、上の脚を真っすぐ持ち上げる。
  2. ゆっくり上下10回 × 2セット。

➡️ 骨盤の安定性を高め、歩行時の膝ブレを防ぐ。


🌟 まとめ:膝を守るのは「筋肉」と「正しい歩き方」

膝痛を予防・改善するカギは、
👉 歩き方 × 筋肉バランス × 柔軟性 の3つ。

整形外科的な治療も大切ですが、
日常の中での「歩き方の見直し」と「ストレッチ習慣」が、
最も自然で効果的な“膝の再生ケア”になります。

💡膝が痛くなる前に、「歩くフォーム」こそが最高の予防薬です。


それでも痛みがあるときは「きづき接骨院」へお越し下さい!

膝の痛みといってもその原因は人それぞれです。また今あなたが感じている膝の痛みにはいくつかの原因が複合的に関係しているかもしれません。
当院ではあなたの膝の痛みの原因をしっかりお探しして、その原因に応じた施術を選択していきます。
関節を矯正しなければいけない人・筋肉をゆるめないといけない人・痛みを敏感に感じ取りすぎる神経を調整しないといけない人など、膝の痛みの原因は千差万別です。
膝の痛みでお困りの方は、一度きづき接骨院にお越し下さい。